【独自開発秘話】化粧品原料トレハロースAN・CA誕生の裏側

弊社が自信を持って推奨する独自原料は、「トレハロースAN」および「トレハロースCA」です。

これらは他社にはない弊社独自の特殊原料であり、JTSのオリジナル原料でもあります。

「20年以上愛されるロングセラー原料『トレハロースAN・CA』。

JTSが異業種の技術を化粧品に応用した開発の経緯と、私たちが大切にしている『提案力』の原点をご紹介します。

ベースとなっているのは、ナガセヴィータ株式会社(Nagase Viita Co., Ltd.)(旧:株式会社林原 (Hayashibara Co., Ltd.))という会社が開発した「トレハロース」です。

トレハロース自体の特性

水を抱え込む力が非常に強いのが特徴です。

使用感

肌に塗った時に水分を逃がさず「もっちり感」を与えます。

ANとCAの違い

  • AN(アニオン化):主にシャンプーや洗顔に使用されます。泡質を改善し、洗い流した後もトレハロース特有の保湿感を残します。
  • CA(カチオン化):スキンケア製品やトリートメントに推奨されます。カチオンという「肌にくっつきやすい部分」を付加しており、より肌に残りやすく、もっちりした質感を与えます。

JTSがオリジナル原料の独自開発に踏み出した背景には、創業時の強い思いと、食品分野で培われた意外な「縁」がありました。

飽和した市場での「独自の価値」を求めて

21年前、JTSを立ち上げた当時、すでに市場には数多くの化粧品原料が溢れていました。

そのような状況下で、後発の会社がお客様に採用していただくためには、既存のものではない「独自性のある新しい原料」が不可欠であると考えたことがすべての始まりです。

食品原料から化粧品への転換というアイデア

開発のきっかけは、代表の岩ヶ瀬が以前、「食品用トレハロース」を販売していたことにあります。

この既存のトレハロースに、化粧品原料としての「新しい機能」を付加できないかと考えたことが、独自開発の第一歩となりました。

アフターフォロー

開発パートナーとして白羽の矢を立てたのは、創業100年以上の食品でんぷん加工を専門とする会社でした。

この会社は、でんぷんを安定化させたり、冷水可溶を可能にするなどの素材に新たな機能を付加する技術を持つプロフェッショナル集団です。

パートナーの専門性

食品分野の加工において非常に高い技術力を持っていました。

JTSの強み

JTSが市場のニーズを汲み取り、「こういうものがあれば面白いのではないか」というアイデアを出し、化粧品原料としての知見を持ち寄ることで、共に製品を作り上げていきました。

このように、JTSの「市場を捉える力」と、異業種である食品加工会社の「確かな技術力」が掛け合わさることで、弊社の独自原料第1号が誕生したのです。

「新しい成分」であったため、主に2つの壁がありました。

  1. 実績の欠如:実際に処方に入れた際、どのような違いが出るのか、本当に保湿感が高まるのかといった知見が当初はありませんでした。
  2. サンプリングのハードル:まずはお客様に「触れてもらう」こと自体のハードルが高かったことです。

一番大切なのは信頼関係

解決の鍵は「上質な成分であること」と「人間関係」でした。
弊社JTSの代表や専務が元々築き上げていた強い信頼関係があったからこそ、全く知らない原料屋であれば断られるような状況でも、お客様が実際に原料を触り、動いてくださりました。

特に「トレハロースAN」において、想定を大きく上回る成果が出ました。
実際にお客様が処方に組み込んだ際の相性が非常に良く、市場での評価や「使ってみて良かった」という声が非常に多かったため、20年経った現在でも他社に抜かれることなく売れ続けるロングセラー原料となりました。また、この開発を通じて「JTSは面白いことをやっている」という認知にも繋がりました。

構想から採用までは約1年のスピード感

開発スピードは非常にスピーディでした。

  • 開発期間(スタートから完了まで):半年
  • 採用期間(完成から採用されるまで):半年
  • 合計: 構想から約1年で最初の採用に至っています。

今回のトレハロースAN・CAの誕生秘話が示すように、弊社はお客様に対して単なる原料の販売以上の価値を提供し続けています。

市場を見極め、ニーズを掴み取るヒアリング力

単に原料を並べるのではなく、市場で何が求められているのかを先読みし、お客様の潜在的なニーズを吸い上げることを得意としています。日々の対話から得た「今、必要なもの」を形にする力が、20年以上愛されるロングセラー原料を生み出しました。

技術背景を正しく理解し、価値へと変える提案力

私たちは、原料の製造工程や技術的な背景を深く掘り下げて理解しています。いかにして化粧品原料の魅力を伝えるか?を最大限考えた結果、専門性の高い提案が可能となりました。その原点は今でも、一人ひとりの担当者へ受け継がれ深い知識を持ってお客様へお届けしています。

「JTSに聞けば何かある」という信頼の情報設計

新しい成分を導入する際の不安や、複雑な処方への影響についても、蓄積された知見をもって正しく整理し、提案に反映させています。「JTSなら他とは違う面白い提案をしてくれる」というお客様からの期待に応え続けるため、私たちはこれからも情報の質を磨き、付加価値の高い提案を続けてまいります。

こんなお悩み、ぜひ一度JTSまでご相談ください
  • 新しい価値を持つ原料を探している
  • 自社にあった原料を探している
  • 専門知識を持ったスタッフに相談したい

貴社のコンセプトに最適な原料のご提案から、処方に関するアドバイスまで、私たちが伴走いたします。原料をお探しの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

本記事の著者

柳楽 / 株式会社JTS(ジェイティエス) 営業部マネージャー

2013年、JTSに入社。全国多数のお客様を担当し売上拡大に貢献。
アクティブ成分(機能性成分)の提案を得意としている。現在は原料開発にも注力し営業部全体のマネジメントを行う。