化粧品の「評価試験」ってなに?JTSが受託をスタートした理由と、私たちだからできること:評価試験を当たり前にする

実は今、日本の化粧品業界全体で大きな変化が起きています。今回は、私たちがなぜこのサービスを始めたのか、そして「JTSにご依頼いただくからこそ生まれるメリット」について、分かりやすく解説します!

「評価試験」という言葉を聞いたことがありますか?
化粧品やその原料が、「本当に安全なのか」「どんな効果(美白や乾燥を防ぐなど)があるのか」を、科学的な実験や測定できちんと確かめる。それが「評価試験」です。

現在、株式会社JTSでは、この「評価試験(安全性試験・有効性試験)」の受託サービスを行っています。
実は、このサービスはご紹介を始めて間もないにもかかわらず、実際にお客様にお話をしてみたところ、問い合わせが次々と舞い込み、すでにご依頼もいただいています。

これは一時的な流行りなどではなく、日本の化粧品業界が今、非常に重要視している試験だからこそ、これだけの反響があると考えます。

新しく作った化粧品や原材料が、

  • 「肌に塗っても荒れたりしないか?」
    (安全性のテスト:24時間・48時間パッチテストなど)
  • 「本当に美白や乾燥肌への効果があるのか?」
    (有効性のテスト:美白試験、抗シワ試験など)を専用の機械や設備を使って、データとして正しく証明するための検査のことです。

今までは新しく化粧品を作ったけれど、実際に効果があるか、刺激がないかは化粧品メーカーの判断に委ねられており、試験をしないまま販売されるケースも少なくありませんでした。
しかし今、その「当たり前」が変わろうとしています。

今、韓国などの海外の化粧品は、データ(エビデンス)をアピールすることで消費者へダイレクトに効果を示して世界中で大ヒットしています。一方で日本は、広告のルール(薬機法)が厳しいこともあり、せっかく良い化粧品を作っても、その凄さをうまく証明できず、海外に対して少し遅れをとってしまっている現状があります。

しかし今、20年以上変わらなかった化粧品規制が、動き始めています!日本の化粧品業界を代表する「日本化粧品工業会」も「世界で存在感のある化粧品産業を目指そう!」と動き出しました。

つまり、これからの時代は「評価試験をしてデータを取ることが当たり前」になる可能性があります。
弊社は、「日本の化粧品をもっと元気にしたい!」というミッションを掲げ、この評価試験のサポートをスタートしました。

これまで、日本の化粧品業界では、このような評価試験のデータを細かく取ってアピールすることは、それほど一般的ではありませんでした。
しかし、ここに大きな問題がありました。
お隣の韓国など海外の国々では、こうした科学的なデータを上手に広告に使ってアピールしています。その結果、競争のなかで優位に立てていない状況にあります。
「日本の化粧品業界が、このまま世界に負けていてはいけない」その解決策として、今、日本全体が動き出しています。
だからこそ、今この評価試験がとても重要視されているのです。
弊社は「評価試験を当たり前にする」ということを1つのミッション(大切な使命)として掲げ、日本の化粧品業界全体のために、この受託サービスを新しく開始しました。

試験機関は世の中に多くあります。しかし、弊社へご相談いただくと次のような他にはない大きなメリットが生まれます。

①成分のプロフェッショナルとして、一気通貫で提案できる

弊社JTSは原料のことを知り尽くしたプロフェッショナルです。
例えば、お客様が「美白の効果がある原料A」の試験をしたいと相談してくれたとき、ただそれを受けるだけではありません。
「原料Aにはこの成分が入っているから、貴社の商品には美白だけでなく、毛穴の改善や保湿効果もあるかもしれません」といった、一歩踏み込んだ提案ができます。

②市場(マーケット)のトレンドから逆算した提案ができる

今の化粧品市場で何が流行っているのか、何が求められているのかというマーケット情報が弊社には入ってきます。
「今は市場のトレンドとして〇〇改善が注目されているので、この試験データも一緒に取得しませんか?」というように、売るための視点から逆算したアドバイスを、営業担当が全体を見ながら提案することができます。

【事例①】ある有名ブランドメーカー様のお悩み

サービスを紹介し始めてまだ間もないですが、すでにたくさんの問い合わせやご依頼をいただいています!機密情報のため会社名は出せませんが、実際の事例をひとつご紹介します。
すでに発売している「超・乾燥肌向け」の人気商品がありました。メーカー様は「この商品は敏感肌の人が使っても本当に大丈夫だという確かなデータがほしい」とお困りでした。
そこで敏感肌の方でも安心して使えることを証明する肌テストを受託。無事に信頼できるデータを手にしていただくことができました!
化粧品は1回作ったら終わりではなく、新しい商品を開発するたびに試験が必要になります。だからこそ、弊社JTSはお客様と何度も深くやり取りを重ねることで、お互いの信頼関係をより強くしていけると考えています。

【事例②】ある製薬メーカー様のお悩み(リニューアル商品での挑戦)

現行の化粧品を新しくリニューアルするにあたり、ターゲットである「乳幼児」や「お母さん(特に産後ケアが必要な方)」に配慮した、安全で肌に優しい製品であることをしっかりとアピールしたいと考えていらっしゃいました。
製薬メーカー様だからこそ、企業としての姿勢を示すためにも、3種類の試験を通じた「安全性の科学的なデータ」を強く必要としていました。
数ある試験機関の中からJTSが選ばれた理由は、「特定のターゲット(産後ケアのデリケートな肌など)に合わせた、特別な条件を組み合わせた試験」に対応できる会社が少なかったからです。このように特別な条件を組み合わせた試験の受託は難しいことが多いのです。タイミングよく弊社が提案させていただいたこともあり、「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」といった確かな結果を実現するため、ご依頼をいただきました。

【事例③】OEM会社様からのご相談

今回の依頼の背景・課題について
⇒製品リニューアルに伴い、SPF値の向上を目的として紫外線吸収剤の見直しを行い、処方を改良しました。
改良後の処方が目標とするSPF・PA性能を満たしていることを確認し、製品の品質および性能を客観的に評価するため、試験を依頼しました。

最終製品で実現したいアピール(謳い)について
⇒試験結果に基づき、製品のSPF値およびPA値を訴求し、十分な紫外線防御性能を有する製品であることをお客様へ分かりやすくお伝えしたいと考えています。

今回、JTS様へご相談したきっかけ
⇒処方改良の段階から丁寧にご相談に対応いただいたこと、価格面でのメリットがあったこと、さらに予備試験を実施し、結果が目標に達しなかった場合にはサンプルを差し替えられる体制が整っていたことから、安心して依頼できると判断しました。

※最終製品の広告への表現は評価結果を基にお客様にてご判断いただいております。

弊社JTSでは、お客様の製品ブランドの未来をデータで支えるパートナーとして、以下の確実な試験メニューと最新の測定設備を揃えて受託を行っています。

①安全性試験

肌に触れるものだからこそ、安全であることをしっかり確かめる試験です。

  • 24時間/48時間パッチテスト(夏季対応可能)
  • 医薬部外品添加剤申請パッチテスト
  • 敏感肌対象パッチテスト
  • アトピー素因保有者対象24時間パッチテスト
  • アレルギー試験(RIPT)
  • スティンギング試験
  • 長期連用安全性試験
  • 敏感肌対象の使用試験
  • 遺伝毒性試験
  • 光毒性試験
  • 眼刺激性試験
  • 皮膚刺激性試験
  • 感作性試験

②有用性・有効性試験

製品の優れた効果を目に見えるデータとして証明する試験です。

  • 抗シワ試験(化粧品、医薬部外品対応)
  • 美白試験(化粧品、医薬部外品対応)
  • 抗シミ試験
  • 保湿効果試験
  • 荒れ肌改善効果試験
  • 毛穴改善効果試験
  • 抗ニキビ試験
  • コメドジェニック試験
  • 毛髪関連使用試験
  • 防臭・消臭試験

③その他の試験

紫外線防御の強さや、実際に使ってもらった使用感を確かめる試験です。

  • SPF/PA試験
  • ホームユーステスト
  • UV耐水性試験
  • モニターアンケート

各連携機関では皮膚の状態を極めて細かく分析できる最新の設備を備えています。

皮膚測定機器

  • 角層水分計:Corneometer CM825
  • 真皮水分計:MoistureMeter-D
  • 経皮水分蒸散量測定:Tewameter TM300
  • 皮脂測定:Sebumeter SM815
  • メラニン・紅斑測定:Mexameter MX18
  • 皮膚表面光沢測定:Glossymeter GL200
  • 色彩色差計:CR-200・CM-700d
  • 皮膚粘弾性測定:Cutometer MPA 580
  • 皮膚pH測定:Skin-pH-Meter PH905

画像解析装置

  • VISIA-Evolution、VISIA-CR
  • VECTRA Handy H2
  • VIEWTY:3R-MSBTVTY
  • Visioscan:VC98USB
  • 毛髪解析ソフトウェア:Tricoscale
  • Dermatoscope: DELTA 20T
  • ANTERA 3D
  • 反射用レプリカ解析システム:ASA-03RXD
  • ダーモカメラ:DZ-D100

    ※記載の測定機器は最新のものに更新されることがあります。

その他

  • 恒温恒湿室(温度18〜30℃/湿度45〜60%)
  • 冷却遠心機:Model 2800
  • 生物顕微鏡:BX50F

ご相談から結果の報告まで、以下のようなステップで丁寧に進めてまいります。

  1. 試験ご要望ヒアリング
  2. 見積もり
  3. ご契約
  4. 試験計画策定
  5. 試験実施
  6. 結果報告

お気軽にご相談ください

この評価試験を導入することで、お客様の案件の内容(今どんな商品を作ろうとしているのか)に合った機能性成分の提案からエビデンス取得を視野に入れた総合的なご提案が可能になります。それにより、これまで以上にお客様に寄り添い、二人三脚でスムーズに連携して進めていくことができます。

これからの化粧品作りには、「安心・安全のデータ」が欠かせません。
「どんなデータを取れば商品の魅力が伝わるか分からない…」「今流行りのキーワードに合わせた試験をしたい!」
そんなときは、原材料の知識も市場のトレンドも熟知している弊社に、ぜひ丸ごとご相談ください。検査の項目選びから、将来ヒットする商品にするためのデータ集めまで、プロの目線で全力でサポートいたします!
ホームページのPDFリーフレットからも詳しい試験内容(パッチテストや美白試験など)をご覧いただけます。まずは「こんなことできる?」という軽いご相談から、いつでもお気軽にお問い合わせください!

[お問い合わせはこちら(https://www.jtscsm.com/contact/)]

本記事の著者

柳楽 / 株式会社JTS(ジェイティエス) 営業部マネージャー

2014年、JTSに入社。全国多数のお客様を担当し売上拡大に貢献。
コスメコンシェルジュ®の資格を保持し、アクティブ成分(機能性成分)の提案を得意としている。
現在は原料開発にも注力し営業部全体のマネジメントを行う。