「エイジングケアコスメを使っているのにハリが出ない……透明感が失われ、シワや肌の黄ばみが気になってきた」
マイナス60度にも達する極寒のシベリア・タイガにて、数百年以上もの時を生き抜く「シベリアカラマツ」。
古来より現地の人々を支え、「永遠の木」と称えられてきたこの強靱な大樹の木部と辺材部から、特殊な技術で抽出されたのが希少なポリフェノール「タキシフォリン」です。
エキス固形分中90%以上という圧倒的な高純度で含有されたこの成分は、現代のサイエンスによって、海岸松やビタミンEと同等もしくはそれ以上の多機能スキンケア素材へと昇華されました。
その実力をご紹介します。
「本物のエイジングケア成分とは何か?」という問いに対し、確かなエビデンスと優れた抗酸化・抗糖化力で応えるのが「シベリアグレースG」です。
美白、シワ予防、さらには配合が難しくデリケートなビタミンC(アスコルビン酸)の安定化も叶える、次世代の多機能型エイジングケア原料の全貌に迫ります。

その成分、実は「過酷な環境を生き抜く『永遠の木』」のから生まれました
シベリアカラマツは、樹齢350〜600年、時には年輪が1,348にも達するほど驚異的な生命力を持つ針葉樹です。
冬の寒さが極めて厳しい環境下でも腐食することなくそびえ立つ姿から、古くから「永遠の木」と呼ばれてきました。
ロシア東部の内陸に暮らす先住民たちは、その樹皮下の形成層や木部を削り、厳しい冬を生き抜くための貴重な食材として利用してきた歴史があります。
シベリアグレースGは、このシベリアカラマツの過酷な環境に耐え抜く木部・形成層から得られたタキシフォリン(ジヒドロケルセチン)を高含有するエキスを主成分としています。
【JTS視点のこだわり】
私たちがこの原料に強く惹きつけられたのは、単なる植物エキスにとどまらない「成分純度の高さと使いやすさ、及び揺るぎない背景」です。
過酷な大自然を生き抜く植物の防衛成分であるタキシフォリンがエキス固形分中に90%以上という高純度で抽出されています。
一方、タキシフォリンは水に対して難溶性だったため、化粧品への応用が困難でした。
シベリアグレースGはこの難溶性エキスを水溶化させたプレミックス原料で、トナーからクリームまで幅広く配合できるように開発されました。
本品はストーリー性と科学的根拠が完璧に融合しています。
お客様のブランドに機能性だけでなく、その背景にあるストーリーにも魅力を感じていただける素材です。
サイエンスで紐解く「多機能エイジングケア」メカニズム
シベリアグレースGの核心である主成分「タキシフォリン(ジヒドロケルセチン)」は、極めて高い生理活性を持つフラボノイドの一種です。
多角的なメカニズムで肌の老化現象にアプローチします。
- 海岸松樹皮抽出物を凌駕する圧倒的な抗酸化活性:
ラジカルカチオン(ABTS)消去試験において、既存の海岸松樹皮抽出物(5.14 mmol [trolox]/g)を大幅に上回る「8.26 mmol [trolox]/g」という約1.6倍の抗酸化活性を証明。
DPPHラジカル消去能(IC50: 2.76 µg/mL)においても、天然ビタミンE(5.67 µg/mL)を凌ぐ強力な消去能を発揮します。 - 糖化による肌の黄ばみ・ハリ低下を防ぐ抗糖化作用:
コラーゲンやエラスチンが糖と結合して生成される終末糖化産物(AGEs)の発生を強力に抑制。
類似構造を持つケルセチンと比較しても、コラーゲン-フルクトース系(IC50: 15.92 µM)やエラスチン-グリセルアルデヒド系(IC50: 293.32 µM)において圧倒的に優れた抗糖化阻害活性を示します。 - メラニン生成を根本から抑えるチロシナーゼ阻害:
メラニン合成の鍵となる酵素チロシナーゼの活性を濃度依存的に抑制。
優れたブライトニング・美白機能をもたらします。 - 真皮の弾力低下とシワを防ぐエラスターゼ阻害・MMP-1抑制:
ヒト好中球エラスターゼ活性を濃度依存的に阻害し、エラスチンの分解を防止。
さらにUVB照射によって誘発されるコラーゲン分解酵素(MMP-1)の発現を抑制し、シワの発生を防ぎます。 - デリケートなアスコルビン酸(ビタミンC)の強固な保護:
酸化しやすく配合変化を起こしやすいアスコルビン酸(ビタミンC)を保護。
90℃で30分加熱後に3日間保存するという過酷な条件化でも、約90%という驚異的な残存率をキープします。
【JTS視点のこだわり】
多機能原料と呼ばれる素材は数多くありますが、抗酸化・抗糖化・美白・抗シワ・ビタミンC保護など、幅広い機能性を多角的な試験データでご紹介できる点が、本原料の魅力のひとつです。
さらに、構造的に近いケルセチンの懸念点である光毒性がタキシフォリンにはなく、「光安定かつ非光毒性(3T3 NRU試験済)」である点も、高い安全性と商品化のしやすさを裏付ける重要な評価ポイントです。
私たちはここを評価しました:エイジング・美白・安定性に対する「客観的な実証データ」
JTSとして数多くの原料を検証する中で、私たちが特に高く評価したのは「高い抗酸化力」と「製剤中における抜群の溶解性・透明性」です。
アスコルビン酸(125mg/mL)水溶液にシベリアグレースGを1%添加した試験では、加熱処理(90℃・30分)と3日間の保管を経ても、無添加群が残存率60%まで低下したのに対し、90%以上のビタミンC残存率を維持しました。ビタミンC配合コスメの「着色・失活・変色」に悩む処方開発者様にとって、まさに強力なソリューションとなるデータです。
また、一般的な水・BG基剤のプレミックスでは蒸留水希釈時に沈殿が発生しやすいのに対し、シベリアグレースGは蒸留水に2%直接混合しても沈殿が一切生じず、クリアな透明度を保ちます。さらに植物由来ペンチレングリコール(FGタイプではBGも植物由来)を採用し、パラベンフリー・フェノキシエタノールフリー・エタノールフリー処方に対応している点も時代のニーズに合致しています。
期待される効果と、おすすめの処方イメージ
シベリアグレースGは水溶性で配合しやすく、多様なスキンケア・ヘアケア製品へ応用が可能です。
相性の良い製品形態
- 集中ブライトニングエッセンス(シミ・くすみ・黄ばみへ多角的にアプローチ)
- シワ改善・ハリ復元リンクルクリーム(エラスターゼ&MMP-1阻害による真皮弾力維持)
- 高機能ビタミンC配合ローション(ビタミンCの安定化とブライトニングの相乗効果)
- スカルプ&ヘアケア美容液(毛包乳頭細胞の保護、DHT産生抑制、IGF-1回復による頭皮環境ケア)
推奨配合量:
1.0〜2.0%
ターゲット層:
「透明感もハリも諦めたくない」「ビタミンCコスメの安定性と効果感を高めたい」と願う品質にこだわりを持つエイジングケア層。
安全性:
三次元培養皮膚モデルでの皮膚一次刺激試験、ヒトパッチ試験などをクリア。毎日のスキンケアに安心してご配合いただけます。
まとめ
シベリアグレースGは、過酷な極寒のタイガで数百年の時を刻むシベリアカラマツの「生命の結晶」です。
抗酸化・抗糖化・美白・抗シワ、そしてビタミンCの保護という、エイジングケアに求められる主要な機能を高水準で備えた、まさに「多機能型天然ポリフェノール原料」の最高峰と言えます。
「確かなエビデンスと物語性を兼ね備えた天然由来原料を探している」
「処方の安定性と手応えを向上させたい」
そうお考えの企画・処方開発担当者様に、自信を持っておすすめいたします。
サンプル依頼・詳細な試験データについて
記事でご紹介した抗酸化・抗糖化試験データやビタミンC安定化データ、サンプル(シベリアグレースG / FG)のご依頼につきましては、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが貴社の製品コンセプトに合わせた最適な活用法をご提案いたします。

本記事の著者
福島 / 株式会社JTS(ジェイティエス) 営業部
2024年、JTSに入社。
アクティブ原料(機能性成分)の紹介を得意としている。市場の最新動向をリアルタイムでキャッチアップし、顧客のブランドコンセプトや開発ニーズに最適化した「根拠のあるトレンド原料提案」に注力している。
